解決事例
- 2023.06.28
- 公正役場で遺言を検索し、遺産分割協議をせずに相続手続きを進めたケース
ご相談内容
60代男性からのご相談。
売却したい土地があるが、亡くなった父親の名義のままになっており、父親から自分の名義に変更する相続登記をしたいという事で当事務所に相談に来られました。
お父様が亡くなったのは20年以上前で相続人はご本人様とその姉2人です。
そのうちのお一人は長くアメリカに住んでおり音信不通とのことで、相続人全員での遺産分割協議が難しい状況でした。
司法書士の提案&お手伝い
すでに取り買っていただ戸籍取集とあわせて不足している戸籍等の書類については、当事務所で取得を代行を行いました。
銀行預金の解約手続きはお客様でされるため、戸籍の代わりとなる法定相続情報の作成とご自宅の名義変更手続きを代理することを提案しました。
お手伝い
相談者様とのお話を重ねていく中で、「父親が遺言書を残してくれていたはずだが、遺言書はもはやどこにあるかわからない」とおっしゃいました
そこで、お父様が公正証書遺言を作成していれば公証役場で検索ができて遺言内容も確認ができることをお伝えし、公証役場にて検索手続きを行いました。
検索の結果、お父様の公正証書遺言が見つかり、すべてご本人様に相続させるとの内容でした。遺言書が見つかったことにより、相続人全員での遺産分割協議をすることなくご本人様への相続登記を行うことができました。